タント(LA600S)イグニッションコイル&点火プラグ交換
こんにちは。
今回はタント(LA600S)のイグニッションコイルと
点火プラグの交換です。
走行距離が12,000KMを超えて、
あちこちにガタが出始めたセカンドカーのタント。
先日はエンジンのガラガラ音がひどくなり、
ウォーターポンプを変えたばかり。
タントにしてはよく持ったほうですが、
部品代4,890円で作業時間は約1時間でした。
(整備工場だと20,000円前後かな?)
今回は仕事帰りに突然加速しなくなり、ひどい振動が発生!
なんとか家に帰ることができたので、翌日を待って状況を確認します。
画像では分かりませんが、エンジンのばらつきによる振動がでています。
走ることはできますが、自転車並みの加速感。
原因を特定するために一旦バラシてみようと思います。
まずはエアダクト(エアクリーナーが入っている手前のBOX)の
左上部にあるクリップを外して、上に持ち上げます。
でてきたのは、イグニッションコイル。
タントは3気筒なので、3つのイグニッションコイルがあります。
このコイルのカプラをエンジンをかけた状態で一個づつ抜いて
何番の気筒に問題があるか確認します。
*確認した気筒のカプラーは必ず戻して次を確認してください。
1番。いきなり変化無し。
通常の状態だと、エンジンの回転数が低下したり止まったりと
変化が現れます。変化がないということは、初めからその気筒が
機能していないという事になります。
2番、3番も試してみますが、きちんとアイドリングが低下します。
写真は全てのカプラーを抜いてますが、チェックは1個づつです。
1番に火が飛んでいないということが分かったので、
次に疑うのは、イグニッションコイルか点火プラグ。
それにしても1発死んでいるのに走ってしまう3気筒車は、
タフな車としか言いようがありません。
イグニッションコイルか点火プラグを確認するために
生きている2番のイグニッションコイルを1番に付け替えて
動作するか確認します。
確認方法は単純にイグニッションコイルを固定している
8MMのボルトを外して、2番と1番のイグニッションコイルを
入れ替えた後、先程同様カプラーを外して変化をみるだけです。
結果は、
動きました。イグニッションコイルがダメなようです。
念のためプラグも16mmのプラグレンチで外して入れ替えて
見ますが、プラグは問題ありません。
イグニッションコイルの故障は1個だけですが、
走行距離から他もそろそろ寿命になる可能性があるので
コイルとプラグを全交換する事にしました。
土曜なので純正部品はパスして、NGKの互換品を買うことに。
格安の輸入品もネットに多数でているのですが、レビューを
見ると半年から1年で不具合が出ているものが見受けられたので
「安心できるメーカー」そして「翌日着」を条件に選びました。
今回は同じショップでNGKのプレミアムRXプラグ3本も一緒。
日曜中に着くかどうか不安の中、午前には無事到着。
さっそく交換します。
交換は、先程の原因特定の作業とほぼ同じ。
エアダクトを外して、イグニッションコイルとプラグを全交換します。
古いプラグ達。
大分くたびれていますが、特に問題のあった1番は他と色が異なってます。
新品と今までのものを並べてみます。
交換は確認も含めて20分ほどで終了。
エンジンの振動がなくなり、加速もスムーズになりました。
今回は効果が顕著にでる状況でしたが、信じられない位調子が回復。
故障する前でも燃費が悪化したり、加速が悪くなった
多走行車であれば早めの交換をおすすめします。
ちなみに先日ふるさと納税で返礼品として受け取った
ネプロスのラチェットは、今回合計5個のボルトを
つけ外ししただけなので感想が難しいです。
が、今のところは気持ち良く使えています。
また機会をみて書いていきたいと思います。